九州焼酎島

  • 白金乃露の瓶
    2020年3月4日

    白金酒造(鹿児島県姶良市)

    「磨き芋」でつくる芋焼酎 白金酒造は昔から、きれいな芋焼酎をつくっている。 大きな理由の1つは、原料のサツマイモを、きちんと皮をむいた上で、傷みなどを徹底して取り除き、ぴかぴかに磨いた状態で使うからだ。 白金酒造こ…

  • 2019年9月9日

    渡邊酒造場(宮崎市田野町)

    焼酎造りは畑から始まる 自家栽培のさつま芋で造られる「旭萬年」 「焼酎造りで何が大変かって? それは、さつま芋の栽培ですよ」 そう言って、渡邊酒造場(宮崎市田野町)の4代目、渡邊幸一朗さんは笑う。 彼の仕事は畑か…

  • 2019年8月29日

    国分酒造(鹿児島県霧島市)

    芋焼酎の常識を打ち破る蔵 業界初の芋麹を使用した「芋100%焼酎」 芋焼酎の原材料は、さつま芋と米麹である。 そんな芋焼酎づくりの常識を打ち破り、原材料がさつま芋と芋麹という「芋100%」の芋焼酎を初めて誕生させた…

  • 焼酎島,芋焼酎,櫻井,櫻井酒造,鹿児島
    2019年3月25日

    櫻井酒造(鹿児島県南さつま市金峰町)

    大吟醸のような“磨く”芋焼酎「櫻井」 個人的に「金峰櫻井」という芋焼酎が気に入っている。 すうっと喉を通って、さつま芋の何とも言えないこうばしさが鼻を抜けていく。 そんな「金峰櫻井」の造り手、櫻井酒造代表の櫻井弘之…

  • 焼酎島,小玉醸造,焼酎,杜氏潤平,金丸潤平
    2018年7月23日

    小玉醸造(宮崎県日南市)

    2つの蔵の歴史を背負い、一途に醸す「杜氏潤平」 宮崎・日南飫肥の小玉醸造 九州の「小京都」と言われるように、宮崎県南部の日南市飫肥(おび)は、歴史情緒ある町並みが広がる。そんな旧城下町の一角にある小玉醸造に、2つの蔵の歴…

  • 焼酎島,芋焼酎,伊佐大泉,大山酒造,山下昭悟
    2018年1月19日

    大山酒造(鹿児島県伊佐市)

    熱い杜氏の「伊佐大泉」 鹿児島県北部の伊佐市の冬は、南国のイメージとはほど遠い。周囲は九州山地の山々に抱かれた盆地で、氷点下になるほど寒い。2017年も残りわずかとなった12月下旬、芋焼酎「伊佐大泉」を造る大山酒造に到着す…

  • 焼酎島,柳田酒造,柳田正,麦焼酎,青鹿毛,赤鹿毛,都城
    2017年11月2日

    柳田酒造(宮崎県都城市)

    「焼酎出荷量日本一」の都城で麦焼酎 “蒸留器オタク”の蔵元が芋焼酎の町に新風 宮崎県都城市には日本最大の焼酎メーカーがある。当然、市民の誰もが芋焼酎を好む。そんな土地なのに、麦焼酎をメインにつくる蔵が、1902年(明…

  • 焼酎島,焼酎,村尾,薩摩茶屋,森伊蔵,魔王,村尾酒造,氏郷真吾
    2017年9月6日

    村尾酒造(鹿児島県薩摩川内市)

    「村尾」の看板に正直に向き合う 日本を代表する芋焼酎蔵の4代目 芋焼酎が好きな人にとって、「村尾」という名の響きは、特別なものがある。「森伊蔵」、「魔王」とともに「3M」と呼ばれ、ファンの誰もが一度は飲んでみたい“幻…

  • 焼酎島,天盃,麦焼酎,新酒,福岡
    2017年9月4日

    天盃(福岡県朝倉郡筑前町)

    もうかるための焼酎造りは辞めた。 胸を張れる焼酎造りを始めた。 九州最大の穀倉地帯、筑紫平野の東側に位置する福岡県朝倉郡筑前町。米や麦の栽培が盛んな土地に、明治31年(1898年)から100年以上にわたって焼酎専業の…

  • 2017年8月4日

    蔵元探訪 | 川越酒造場(宮崎県東諸県郡国富町)

    つぶれかけた蔵が今や人気蔵に ひと味違う芋焼酎「川越」 うまい焼酎をつくっているのに、なかなか売れない。江戸時代末期から続く、歴史ある蔵が傾きかけていた。「何とか力になりたい」と、味に惚れ込んだ福岡の酒屋仲間が立ち上がる…