九州焼酎島

 

九州焼酎島とは?

世界最打球の蒸留酒アイランド

日本を代表する蒸留酒、本格焼酎。

九州焼酎島 編集長 渡辺精二

国内の93.5%は九州でつくられている。
蔵元の数は300を超え、スコッチで有名な英スコットランド地方の酒蔵の3倍。九州は世界最大の蒸留酒製造地域といえるのである。

九州の焼酎には、スコッチ、シャンパン、コニャックなどと肩を並べる国際認定のブランドもある。

シャンパンはフランス・シャンパーニュ地方で生産された発泡性ワインしか名乗れないように、「薩摩焼酎」「球磨焼酎」「壱岐焼酎」という名は、 世界貿易機関(WTO)が認定した原産地呼称なのだ。

豊かな自然から生まれる清らかな水と、美しい大地で育った芋、麦、米など様々な農産物。そこから、 各酒造が独自の手法で消費者への熱い思いを込めてつくり出した至極の一滴。焼酎とは、九州の「うまさ」の結晶である。

九州焼酎島では、日本人に、そして世界の人たちに誇れる蒸留酒の魅力を発信していきたい。

墨人の想い ∼ 「九州焼酎島」のタイトルロゴを書くにあたって ∼

書道家 堀尾茂雅

堀尾茂雅

関東地方で育った私にとって、正直「焼酎」はなじみのないものでした。 縁あって九州に来て、九州の風土と、九州に住む人たちの生活に触れ、その雄大さと大らかな文化を構成する一つとして「焼酎」が根付いていると感じました。
そして今では「焼酎」に接する機会も増え、焼酎の魅力を知ることができました。
私は日々「書」を書くことで、伝統を継承しつつ、書の文化を今に生き生きと発信しようと、熱意をもって取り組んでいます。 先日訪れた焼酎蔵の方々からも、同じ想いを感じました。
「九州焼酎島」のタイトルロゴは「山馬筆」という硬い毛質の筆で、気骨ある蔵の人々をイメージして書きました。
「焼酎」の魅力をもっと広めていくための「九州焼酎島」で、タイトルロゴを書かせていただけることをとても光栄に感じています。

堀尾茂雅 プロフィール

1973年生まれ。大正大学文学部日本語日本文学科卒。
7歳から書道を始め、高校在学中から高野山競書大会弘法大師賞(グランプリ)など受賞歴多数。
18歳で書道界の巨匠・大井錦亭先生(創玄書道会会長)に師事し、書表現の奥深さを知る。 日本香堂の依頼で東京国立博物館で開催された「日本国宝展」の開催記念香のパッケージロゴを制作など、ロゴ制作でも活躍している。
現在、福岡市でアトリエ墨人庵を主宰。

堀尾茂雅