九州焼酎島

蔵元案内
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熊本

熊本県といえば、米焼酎が有名だ。

米焼酎の産地は、県南部の人吉市周辺に集まっている。九州の山々に囲まれた盆地には、美しい水が湧き出し、おいしい米が実る。そこでつくられる「球磨焼酎」は世界貿易機関(WTO)が認定した産地指定銘柄になっている。

日本三大急流の一つ、球磨川の清流に育まれた球磨焼酎の蔵は28ある。各蔵元が米という贅沢な原料を使い、口当たりがやわらかなもの、吟醸のような香りのあるもの、コクのあるもの、など個性あるさまざまな銘柄をつくっている。すべての銘柄を合わせると、200以上になる。

球磨焼酎には、伝統的な酒器がある。地元では35度以上の強い焼酎を「ガラ」という酒器に入れ、「チョク」という日本酒の盃より小さな器で飲む。「ガラとチョク」は有田焼の白色陶器が好まれるという。

「チョク」の他に「ソラギュウ」という酒器もある。コマのように底がとがった器で、置くと傾いて焼酎がこぼれてしまう。いったん、注がれたら飲み干すまでは、下に置けないのだ。そんな焼酎文化が根付いた土地で生まれる球磨焼酎を仲間と飲み交わしてみるのもいい。

熊本の蔵元のことを知りたい方は球磨焼酎酒造組合

  • 合資会社大石酒造場

    「大石」

  • 有限会社松下醸造場

    「最古蔵」

  • 有限会社林酒造場

    「極楽」

  • 合名会社豊永酒造

    「豊永蔵」

  • 株式会社恒松酒造本店

    「球磨拳」

  • 抜郡酒造合資会社

    「抜郡」

  • 合資会社宮元酒造場

    「九代目」

  • 房の露株式会社

    「房の露」

  • 木下醸造所

    「文蔵」

  • 有限会社那須酒造場

    「球磨の泉」