九州焼酎島

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,らんびき
2018/04/16

ゑびす酒造〜福岡の麦焼酎・古久の蔵紹介

「らんびき」のゑびす酒造

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木樽貯蔵のバニラ香、麦焼酎のらんびき

ゑびす酒造と言えば、長期樽貯蔵の麦焼酎が有名だ。代表銘柄は「らんびき」。フレンチ・オーク樽やシェリー、コニャック、ラムなどの熟成に使用された古樽に、麦焼酎を入れて貯蔵。ゆっくりと寝かせることで、滑らかな口当たりとなり、バニラ香などの素晴らしい芳香が鼻を突く。

古久に使っている原酒も、らんびきと同じ、原料の麦を米麹で仕込んだものだ。

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九州北部豪雨に遭ったゑびす酒造

1885年(明治18年)創業の老舗蔵。2017年は130年超の歴史の中でも、激動の年となった。7月に蔵のある福岡県朝倉市杷木を猛烈な雨が襲う。九州北部豪雨である。ゑびす酒造の周辺地域は甚大な被害に見舞われた。

蔵に被害は出なかったが、取引先の酒店が廃業、もしくは再開の見込みが立たない状態。お客さんの中にも、亡くなった方がいた。ゑびす酒造の社員には柿農家がいるが、柿畑までの道が寸断され、2017年の収穫の大半を諦めざるをえなかった。

悪夢の豪雨から2ヶ月後、ゑびす酒造に朗報が入る。第6回福岡県酒類鑑評会の本格焼酎部門で、最も優秀とされる福岡県知事賞と福岡県議会議長賞を、麦焼酎長期貯蔵の部など各部門で4銘柄も獲得したのだ。県内の蔵では最多だった。

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田中健太郎さん

ゑびす酒造、酒類鑑評会で焼酎部門最多受賞の活躍

「地域の被害状況前に、これからどうすべきか。途方に暮れていた僕の背中を、賞の受賞が押してくれました。このまま焼酎の長期貯蔵をブレずにやっていきなさい、と神様の思し召しだったのかなと感じています」。蔵の5代目で、杜氏も務める田中健太郎さんは、力を込めて言った。

「世界基準で言えば、蒸留酒の魅力は、やっぱり熟成だと思います」と田中さんは話す。「古久は消費の低迷もあって、結果的に出荷できず、熟成が進んでいます」。つまり、良い状態の熟成焼酎になっていると言うわけだ。

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樽貯蔵のイメージが強いゑびす酒造にあって、かめ貯蔵の古久は「焼酎らしさを感じられる」と田中さんと言う。「樽貯蔵のらんびきと比べると、落ち着いていて、バランスが良いです。そして、かすかにバニラ香も感じられて、昔ながらの造りの味わいを楽しめます」

ゑびす酒造株式会社

http://www.ranbiki.com/

福岡県朝倉市杷木林田680-3

0946-62-0102

 

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ゑびす酒造について詳しく知りたい方は、九州焼酎島の蔵元探訪で。

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蔵元探訪 | 蔵元探訪 ゑびす酒造(福岡県朝倉市)


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