九州焼酎島

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,豪気
2018/04/11

杜の蔵〜福岡の麦焼酎・古久の蔵紹介

日本酒と焼酎の良さを活かした古久

福岡県久留米市三潴町、酒どころ城島に蔵を構える「杜の蔵(もりのくら)」。このあたり一帯は、昔から稲作地帯で、江戸時代から明治時代にかけ、酒蔵がたくさんあった。酒粕は、蒸留してアルコールを除いた後、田んぼの肥料に。その除いたアルコール部分は、粕とり(さなぼり)焼酎となり、各農家で飲まれていた。自家醸造が禁止され、明治31年、粕とり焼酎を造るため、杜の蔵が誕生した。明治38年からは、日本酒も手掛けている。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,豪気,杜の蔵

森永社長

杜の蔵の麦焼酎・豪気シリーズ

現在、杜の蔵を代表する銘柄は、吟醸酒の酒粕を使った酒粕焼酎「吟香露」。麦焼酎「豪気」シリーズも個性豊かだ。「日本酒と焼酎、両方の良さを活かした酒造りをしています。例えば、『豪気 うすは音』は、原料を蒸して麹をつくるまでは日本酒蔵で。また、『豪気 歌垣』は、通常1時仕込みにだけ麹を使うのですが、1次も2次仕込みも麹を使用。2つとも麹のうま味を活かした焼酎に仕上がっています」と話すのは、森永一弘社長。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,豪気,杜の蔵

焼酎の古式蒸留法にも挑戦する杜の蔵

平成12年から取り組んでいるのが、明治時代の製法で造る粕とり(さなぼり)焼酎の復活だ。使うのは、通常の蒸留器とは全く異なる、「古式蒸留法」を行うための木造装置。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,豪気,杜の蔵

「蒸留器というより、蒸し器のような装置。酒粕ともみ殻を混ぜてから蒸気で蒸して蒸留を行うのですが、すごく手間がかかるというか繊細な作業。はじめて、粕とり焼酎を飲んだ時、なんてワイルドな酒なんだと、その味わいに驚きでした。昼間太陽の下で飲むようなアルコールです」と話すのは、焼酎杜氏の樺山智祐さん。

この貴重な粕とり(さなぼり)焼酎は、2018年春に全面リニューアル予定だ。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,豪気,杜の蔵

常圧、減圧の「いいとこ取り」の杜の蔵の古久

杜の蔵の古九は、麦焼酎「豪気」の原酒を寝かしたもの。「前半は、常圧蒸留でうま味を取り出し、後半は減圧蒸留に切り替え、低温で蒸留するので軽快な飲み口に。常圧と減圧蒸留のいいところが味わえます」。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,豪気

原点回帰。杜の蔵は、地元の恵みや文化を大事にする酒造りを、今も受け継いでいる。

(取材・撮影 吉村真理子)

 

杜の蔵

福岡県久留米市三潴町玉満2773

0942-64-3001

http://www.morinokura.co.jp/

 

杜の蔵の「古久・豪気」を飲んでみたい方はこちら。

↓↓↓

http://www.ebisu.ltd/shopdetail/000000000054/kokyu/page1/order/

 

福岡8蔵の造る古久を飲み比べて見たい方は、お得な8本セット。

↓↓↓

http://www.ebisu.ltd/shopdetail/000000000018/kokyu/page1/order/


<
>