九州焼酎島

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,博多小女郎
2018/04/17

光酒造〜福岡の麦焼酎・古久の蔵紹介

飲みやすく、しっかりした味わい、光酒造の焼酎

光酒造は、福岡県粕屋郡粕屋町に蔵を構える。もともと日本酒と焼酎を手掛けていた本家から、光安直樹社長の父親が独立し昭和34年に創業した。現在、30人体制で本格焼酎造りを行う。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,博多小女郎,光酒造

「昭和50年ぐらいまでは、お酒が売れない時代。親父が会社を畳むだろうと思っていたので、商社に就職しました。昭和50年を過ぎたころから、麦焼酎のブームがきて。その10年ほど前に米焼酎から麦メインに切り替えていたので、会社が急速に伸びていきました。そこで、昭和55、56年に、32歳で戻って来たのです」と話すのは、光安直樹社長。

「うちのお酒のコンセプトは、飲みやすい中にもしっかりとした味を持たせることです。現在焼酎の9割を減圧蒸留で造っています」

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,博多小女郎,光酒造

光酒造の顔、博多小女郎シリーズ

光酒造の顔ともいえる「博多小女郎」シリーズは、麦と米がメインで、昔からの粕取りもある。中でも、「博多小女郎 吟醸磨き」は、良質の麦を、50%まで磨く。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,博多小女郎,光酒造

大吟醸酒と同じ50%磨きで雑味なし、光酒造の焼酎

「50%磨くことで雑味がなくなります。日本酒の吟醸酒が流行ったので、焼酎でも磨いてみることにしました。麦を磨いているので、蒸し具合や時間は多少、通常の麦とは異なりますが、あとの仕込みは特に変わりません。磨くことで雑味がなくなるので、スッキリとして飲みやすく、クセがなくきれいな焼酎に仕上がります。焼酎は独特のにおいがありますが、香りもスッキリと爽やかです」と光安社長。

この吟醸磨きは約10年前から手掛け、今では人気商品になっている。

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,博多小女郎

麦50%磨きの「博多小女郎吟醸磨き」原酒が古久に

光酒造の古久は、この「博多小女郎 吟醸磨き」の原酒だ。「減圧蒸留なので、常圧蒸留ほど味や香りの変化はありませんが、やはり5年以上寝かすことで、円熟みが帯びてきます。味わい香りともに、通常の『博多小女郎 吟醸磨き』」と飲み比べするのもおもしろいかもしれませんね」

減圧蒸留の飲み口がやわらかくソフトな味わいを試してみたい。

(取材・撮影 吉村真理子)

焼酎島,福岡,おすすめ,麦焼酎,古久,博多小女郎,光酒造

光酒造

http://www.hakata-hikari.co.jp/index.html

福岡県粕屋郡粕屋町長者原東6-12-20

092-938-2458


<
>