日本酒蔵の焼酎
大吟醸酒のフルーティーな香り
「繁桝 大吟醸酒粕焼酎」。「繁桝」の銘柄で有名な福岡県八女市の日本酒蔵、高橋商店が造る本格焼酎である。
栓を開けると、漂ってくる香りは日本酒。それもそのはず。酒米の王様と言われる山田錦を使用した大吟醸酒の酒粕を使っている。華やかでフルーティーな吟醸香が、強烈なインパクトを与えてくれる。日本酒蔵ならではの蒸留酒だ。
焼酎が苦手な外国人にも好評
個人的にはオン・ザ・ロック
知人のフランス人は、焼酎がとっても苦手。香りがダメなのだという。そんな彼が「繁桝」を試しに飲んだら「これはいける!」とうれしそうだった。香りが日本酒なので、焼酎の香りが苦手な日本酒党でも、飲みやすいかもしれない。
大吟醸酒の酒粕を使っているだけに、やはり水割りなど冷やして飲んだ方がうまい。個人的にはオン・ザ・ロックがいい。
高橋商店は江戸時代に創業し、日本酒造り300年の歴史がある。地元では「繁桝」の名前で親しまれ、辛口にこだわった清酒造りを続けている。
「繁桝 大吟醸酒粕焼酎」は、そんな米の扱いに長けた日本酒蔵が製造する蒸留酒なのである。
山田錦をぜいたくに削ってつくった大吟醸酒の果実香、そして口に含んだ時のキレ。暑くなってくるこれからの季節に、ぴったりと思う。