「つん」「ミトラ」「ぷう」の個性豊かな芋焼酎に惹かれ
いちき串木野市の田崎酒造
恵比寿酒店(福岡県八女市)の女将、合原直美子です。
「金峰櫻井」で知られる鹿児島県南さつま市金峰町の櫻井酒造を後にした私は、車で北上します。
美しい海岸線を抜け、向かった先は、いちき串木野市の田崎酒造です。
代表銘柄は世界のソムリエに認められた「薩摩七夕」
田崎酒造は、「薩摩七夕」という芋焼酎が代表銘柄の蔵です。
ひとを安心させる柔和な笑顔の野崎充紀杜氏。
笑顔の中にも、納得のいかないものはださない。
お話を聞いていて、ブレない信念を感じました。
蔵の銘柄は、七夕だけど、野崎さんは自分が飲みたいと思う芋焼酎を開発します。
それが、昔飲んだような“いもいも”した感じの「つん」。
そして、焼き芋で仕込んだ「ミトラ」。
さらに、完熟芋で醸した「ぷう」です。
それぞれ、ラベルがとってもかわいい!
「昔、恥をかきましてね」と野崎さん。
試飲で、自らの蔵の芋焼酎を当てられなかったことがあったそうです。
そんなこともあって、絶対に間違えないような個性豊かで、それでいて、自らが飲みたい焼酎をつくろうと思ったそうです。
それが、「つん」「ミトラ」「ぷう」。
この日の夜、野崎さんのお話をうかがいながら、一緒に焼酎を飲む機会に恵まれました。
杜氏にお話を聞きながら飲むお酒は、これまた格別!
がつんとインパクトのある「つん」。喉に引っかかるような味わいで、芋の香りも鼻にフワーッと入ってきます。
「これが焼酎なの?」と思うくらい爽やか柑橘系の香りの「ぷう」。
女子が気に入りそうな味で、私も大好きに。
お土産に買って帰りました!
「つん」「ミトラ」「ぷう」。
この個性豊かな芋焼酎3兄弟。
恵比寿酒店にも置かせていただけないかな・・・。