九州焼酎島

焼酎の種類
蕎麦焼酎

蕎麦焼酎

蕎麦を主原料とする焼酎。すっきりした甘さ、蕎麦のほのかな香りが特徴で癖は少ない。 1973年に宮崎県五ヶ瀬町の五ヶ瀬酒造(現在は雲海酒造)が地域の特産品である蕎麦を使って製造し、全国に広まっていった。 一般的には米麹でつくられるが、蕎麦麹をつかった「100%蕎麦焼酎」も出回っている。

まずは、「雲海」で蕎麦焼酎を知る

この蒸留酒を語る上では、雲海酒造の「雲海」がスタンダードになるのではなかろうか。その名の通り、山々に囲まれ、神秘的なの雲海が望める宮崎県北部、五ヶ瀬町で造られている。標高は500~600メートルの町は緑が豊富で良質な水に恵まれる。夏は涼しく、冬は寒さが厳しい。それが酵母が育つ適温を保ち、焼酎造りに適している。癖がなく、のどごし爽やかな焼酎は、そんな環境が生み出す。


濃厚な味なら「吉兆雲海」

濃厚な蕎麦焼酎を試したい方なら「吉兆雲海」。黒麹と宮崎県・日向灘から採取した独自開発の「日向灘黒潮酵母」を使い、芳醇で甘みがある香りも豊かな焼酎だ。


珍しいそば麹で造った「雲海 全麹仕込み」

日本で最初のそば全麹で造った「雲海 全麹仕込み」。アルコール度数は30度と高めで、ロックでちびちびいきたい。ほのかな甘味とクセのなさ。100%蕎麦麹の蕎麦焼酎だけに、味と香りのバランスがいい。


熟成の「天照長期貯蔵」

五ヶ瀬町のお隣、高千穂町の神楽酒造の長期熟成の「天照長期貯蔵」。樽で寝かせ、芳醇な香りと深みのある味わいを楽しめる。