鹿児島
鹿児島県で酒と言えば、焼酎のことを指す。
奄美諸島で製造される黒糖焼酎を除けば、焼酎は芋である。
県内には100を超える蔵元があり、本格焼酎の生産量、消費量とも日本一の「焼酎王国」だ。
鹿児島の方言で、晩酌のことを「だいやめ」もしくは「だれやめ」という。疲れを癒やすという意味だ。そして、「薩摩焼酎」という呼び名は、世界貿易機関(WTO)が認定したブランド。芋焼酎は県民の生活の一部であり、鹿児島の代名詞の一つでもあるのだ。
「森伊蔵」(森伊蔵酒造)「村尾」(村尾酒造)「魔王」(白玉醸造)という芋焼酎は、「3M」と呼ばれ、今や誰もが知る銘柄である。
3Mのほかにも、「伊佐美」(甲斐商店)「佐藤」(佐藤酒造)など焼酎ブームを牽引した芋焼酎はプレミアが付いて高価となり、なかなか手に入らない銘柄も多くなった。それでも、まだまだ地元の人たちにしか知らていない、うまい焼酎もたくさんある。
そんな知らなかった銘柄を一つ一つ探し出し、自らに合った味を見つけるのも、楽しみだ。
鹿児島の蔵元のことを知りたい方は鹿児島県酒造組合へ
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沖永良部酒造株式会社
「稲乃露」
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有村酒造株式会社
「島有泉」
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原田酒造株式会社
「昇龍」
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新納酒造株式会社
「天下一」
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株式会社奄美大島にしかわ酒造
「島のナポレオン」
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奄美酒類株式会社
「奄美」
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喜界島酒造株式会社
「喜界島」
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朝日酒造株式会社
「朝日」
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株式会社天海の蔵
「天海」
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町田酒造株式会社
「里の曙」