県内には100を超える蔵元があり本格焼酎の生産量、消費量とも日本一の「焼酎王国」だ。
焼酎王国、九州
焼酎王国、九州では各県の蔵元がしのぎを削っている。蔵元の数は300を超え、何千もの銘柄が世に出ている。まさに、焼酎ファンにとって、パラダイスだ。
焼酎は各県によって特徴が異なる。各土地の自然の中で育まれた作物を原料として使っているためだ。芋、麦、米など多種多様。南部と北部で、違った種類の一杯が主力として造られている。
芋焼酎なら南九州の鹿児島、宮崎だろう。鹿児島・奄美地方では日本で唯一、黒糖焼酎を製造。熊本では球磨焼酎に代表される米が主原料の酒が飲める。長崎の壱岐や大分では焼酎は麦焼酎が有名だ。福岡には全国的にも珍しい胡麻焼酎がある。
いろんな味の蒸留酒が楽しめる九州。各県の蔵元を調べ、自分だけの「美味しい一杯」を探し求める旅に出るのもいい。
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鹿児島
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宮崎
宮崎県で焼酎は生活に根付いている。一人あたりの消費量も、鹿児島県に次ぎ日本で2番めに多い。
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大分
大分県と言えば麦焼酎の名前が浮かぶ。でも実はそんなに長い歴史を持っているわけではない。
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熊本
熊本県といえば、米焼酎が有名だ。
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長崎
長崎を代表する焼酎といえば、「壱岐焼酎」である。九州と朝鮮半島の間にあるこの島は、麦焼酎発祥の地として知られる。
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佐賀
佐賀県では日本酒が主流である。その中で、麦や米の一大生産地では、質の高い麦焼酎や米焼酎などもつくられている。
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福岡
もともと日本酒がよく飲まれていたが、現在では、麦、米、芋、胡麻、蕎麦、人参など、さまざまな原料の焼酎が各地の蔵元でつくられている。