九州焼酎島

蔵元案内
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福岡

筑紫山地などの山の幸、玄界灘や有明海、周防灘の海の幸に恵まれた福岡県。もともと日本酒がよく飲まれていたが、現在では、麦、米、芋、胡麻、蕎麦、人参など、さまざまな原料の焼酎が各地の蔵元でつくられている。

全国屈指の"食"の街である「博多」にちなみ、福岡県酒造組合は県内の本格焼酎を「博多焼酎」と総称して売り出す。9社が参加する県特産焼酎組合は統一銘柄の「古久」をつくり、麦を原料とした本格焼酎を製造。長期熟成にこだわり、県内の旧国鉄のトンネルを利用して貯蔵している。

胡麻を使った全国でも珍しい焼酎をつくる「紅乙女酒造」は、上位ブランドの「紅乙女ゴールド」を高級観光寝台列車「ななつ星in九州」で提供している。

県内各地の焼酎蔵が、さまざまな原料を使い、その個性を競い合っている。バラエティーに飛んだ原料の、味の違いを知るのも面白い。

福岡の蔵元のことを知りたい方は福岡県酒造組合

  • ゑびす酒造株式会社

    朝倉市杷木林田680-3

    0946-62-0102

    同社を代表するブランド「らんびき5年貯蔵」は樫樽貯蔵の熟成で、厚みを感じる味わい。「福徳戎」「けいこうとなるも」などの銘柄も販売している。

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  • 西吉田酒造株式会社

    筑後市大字和泉612

    0942-53-2229

    日本酒どころの筑後地方で、本格焼酎にこだわる蔵。「つくし黒ラベル」は黒麹を常圧蒸留して5年以上熟成の原酒を加え、柔らかな口当たりでいて深みもある味わい。「つくし白」はすっきり、「釈云麦」は無濾過で仕上げ、どっしりした味わい。

  • 博多焼酎蔵 研醸株式会社

    三井郡大刀洗町大字栄田1089

    0942-77-3881

    人参焼酎などちょっと変わり種を造る蔵で一押しされているのが「長期熟成麦焼酎 梟」。焙煎大麦を使った原酒を樫樽で5~7年長期貯蔵して熟成させた香り高い琥珀色の焼酎だ。

  • 株式会社紅乙女酒造

    久留米市田主丸町益生田562-1

    0943-72-3939

    日本でも珍しい胡麻焼酎を造る蔵。「ななつ星in九州」で提供される長期貯蔵の「紅乙女ゴールド」は芳醇な胡麻の香りが後を引く贅沢な焼酎。レギュラー胡麻焼酎の「紅乙女」、芋焼酎「直会」も製造している。

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  • 株式会社天盃

    朝倉郡筑前町守山978

    0946-22-1717

    地元産大麦を使う。社名となっている「天盃25度」はふくよかな香りとさらりとした飲みくちが特徴の麦焼酎。蔵のスタンダード銘柄である。

  • 後藤酒造合資会社

    豊前市大字狭間546

    0979-83-4538

    麦焼酎の「求菩提(くぼて)」は地元の山の名前に由来している。