九州焼酎島

2017/05/29

ゆったり焼酎日和 | 夏は前割り、ソーダ割り

暑い季節は爽やか焼酎ソーダ

前割りに炭酸注入がおススメ

5月なのに気温が高い日が続いている。晩酌は、焼酎で、と思っていても、お湯割りはちょっと・・・。暑い時は、シュワっと爽やかにいきたい。そんな時、ソーダ割りがいい。「焼酎ハイボール」と呼んだり、「焼酎ソーダ」と言う人もいる。

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焼酎ハイボールの作り方は、本家ウイスキー・ハイボールと一緒。氷を入れてグラスを冷やし、焼酎を適量入れる。マドラーでかき混ぜて、ソーダを注ぐ。縦に一回、まぜて完成だ。

炭酸がシュワシュワっとしているのが、焼酎のソーダ割りの良さ。ガスが抜けたら台なしなので、ソーダを入れてからはあまりかきまぜないのがポイントである。僕は炭酸強めの「ウィルキンソン」で、焼酎ハイボールをつくっている。

でも、もっとうまい、焼酎ソーダ割りの作り方を知った。前割り(先割り)した焼酎に炭酸を直接注入するやり方である。大和桜酒造の杜氏、若松徹幹さんらも、同様のやり方で「焼酎ソーダ」をつくっていると聞いた。

前割りとは、焼酎と水を混ぜて、一晩以上寝かせてから飲む方法。飲む直前に割るよりも、アルコールが水となじんで口当たりがよくなる。

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つまり、普通の水割りよりも、おいしいと言われる前割り焼酎に、直接炭酸ガスを入れるわけだから、うまいというわけ。まろやかな口当たりの焼酎に、シュワシュワした強めの炭酸がプラスされたのを、想像してほしい。お風呂上がりでゴクゴク飲み干せば、スカッと爽快な気分になれることだろう。

知人が使っている炭酸注入器は、福岡県糸島市にある鉄工所の松園さんが開発した、松園式炭酸水システム。自分で炭酸の強弱を変えられるから、強炭酸が好みの人は、市販されているソーダ水よりも、強烈なシュワシュワが味わえる。

ただ、システムだけで54000円するし、付属品を加えたら7万円を超える。飲食店向けにはすばらしい技術だと思うけど、個人で使うには、ちょっとした贅沢品。でも、うまい「焼酎ハイボール」を飲むのが人生の至福、という人にはいいかも。


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