九州焼酎島

楽しむ
水割り

達人が作る焼酎水割りのコツとは

焼酎の水割りを作る風景は、居酒屋や焼き鳥屋などの飲食店で、よく見られる。氷を入れた器のアイスペールにトング、さらにマドラーと水を入れでは、水割りを作る時には焼酎と水をどちらから先にグラスへ入れるのか。会社の飲み会で、先輩に水割りを作ってやらなきゃいけない新入社員の方は、お悩みだろう。水割りのコツを知っておけば、飲み会での「株」も上がること間違いなし!

1.焼酎を先に入れるべし!

焼酎の水割りは、まず氷をグラスいっぱいに入れる。そして、焼酎をグラスに注ぐ。グラスをステア(かき混ぜる)。最後に冷えた水をゆっくり入れて、軽くかき混ぜ、出来上がり。

焼酎を先に入れ、水は後。お湯割りとは逆の作り方である。焼酎より比重が高い水が沈んで、焼酎が上にくることでうまく混ざり合うのだ。

冷えた水を使うのがおすすめ。氷がすぐに溶けなくて、焼酎も薄まらない。風味を味わえる時間が増えるのだ。

2.割り方はロクヨン

焼酎と水の割合は、お湯割りと同じく6対4の「ロクヨン」が定番。一般的なアルコール度数25度の焼酎が日本酒やワインと同じ15度前後に下がり、飲みやすくなる。

ただし、これも好みの問題。アルコールがさほど強くない方は5対5の「ゴーゴー」や4対6の「ヨンロク」、3対7の「サンナナ」でもいい。焼酎をたっぷり味わいたい方は、氷が溶けて薄まってくるわけだから7対3の「ナナサン」にしてもいい。焼酎は実に自由な酒なのだ。

3.軟水のミネラルウォーターを使うべし!

水割りで使う「水」は、ミネラルウォーターにこだわりたい。水道水は、カルキ臭さがお酒の味を台無しにしてしまう。

ミネラルウォーターは軟水のものがおすすめ。焼酎王国、鹿児島の著名なバーテンダーも、ウイスキーの水割りを作る時は「必ず軟水」と話している。同じ蒸留酒の焼酎も同じだ。軟水だと、口当たりがまろやかになって、飲みやすくなる。

焼酎どころの鹿児島は、桜島の噴火による火山灰をフィルターにして、名水が多く生まれていることでも有名。硬度10以下の超軟水が湧いている。名水と焼酎は、つながりがあるものである。

焼酎好きの皆様も、九州の超軟水の名水と焼酎をセットで楽しまれることを、おすすめしたい。


九州焼酎島が選ぶ水割りにおすすめの焼酎

お湯割りにするなら、やっぱり芋焼酎。甘い香りが漂っていい。

甕雫(京屋酒造)

一口舐めると「水」かと思う、驚きのまろやかさ。
飲むほどに、上質な芋の風味が後を引き、うまさもしっかりと口に残る。

兵六どん(相良酒造)ご購入はこちら

薩摩焼酎最古の老舗蔵で造られる鹿児島限定品。
ほのかな芋の香りながら、芋のうまみが余韻を引く。

黒利右衛門(指宿酒造)ご購入はこちら

コガネセンガンを黒麹で仕込んだ、うま味とコク・香りが特徴の2種類の原酒をブレンド。
濃厚でいてまろやかな口当たり。

極の黒(さつま無双)ご購入はこちら

素焼きのかめ壷でじっくりと寝かせて熟成。水割りで飲むと、すっきりとキレのある飲み口が楽しめる。